2005年 05月 31日
カクレクマノミ闘病記 |
カクレクマノミのイエロンが、リムフォシス病の治療(薬浴)のために別水槽(とはいっても大きめのタッパなんだけど。)に移されてから一週間以上が経ちました。
症状である白い小さな水疱の量は大分減ってきましたが、まだまだ完治という感じではありません。 あまり隔離を長引かせても、それ自体がストレスになってしまうと、そっちも心配です。
私が覗き込むと、小さな顔を真っ直ぐ上げて、ひっくり返りそうになりながら口をぱくぱくさせてよってきます。 かわいそうに。
飼育水は毎日取り替えます。
近所のスーパーにアルカリイオン水を汲みにゆき、それを煮沸して冷まし、海水を作ります。
その中に規定量の薬を溶かして泳がせるのです。
淡水浴+患部の切除+薬の塗布→薬浴というのがリムフォの一般的な治療行程です。
淡水浴はやっていませんが、水かえの時、小さなカクレを捕まえて、爪の先で患部の水疱をはがす作業はやっています。 最初は怖くて満足にできませんでしたが、最近ようやくコツを掴んで少しずつとってやれるようになりました。
多分淡水浴もすればもうちょっと効果もあがるんだと思う。
でも、私にそこまで余裕がありません。
様子を見ながら今週中に一旦本水槽に返そうと思っています。
(子供の運動会の前後は水換えが不可能になると思われるし・・・)
そして、この子の為に水槽に新しい生物をお迎えしました。
イソギンチャクです。
これはタマイタダキイソギンチャクという種類。
イソギンはなかなか状態や大きさのいいものがショップに入らなくて、ずっと探し続けていたのです。
(余談ですが、水槽に入れたとき、一番光が当たりやすい場所においてやりました。
けれど翌朝起きてみたら、なんとライブロックの裏側に! なんかこの人がずずずーって動いて岩越えてったんだ、って思ったら、鳥肌がたっちゃいました。苦笑。)
うちのカクレは養殖の子なので、イソギンチャクに入ることを知らないかも知れません。
けれど、カクレクマノミは夜底の方に腹をつけて(もしくは横たわって)寝るということ、この子の皮膚が弱いことを考え、どうしてもイソギンチャクの力が借りたかったのです。
最初からうまくいくとは思えないけれど、どうかうまく共生できますように・・・。
by fyuko4
| 2005-05-31 13:41
| 海水魚